DIPLOMA「ディプロマ・ポリシー」の要旨
「修士(アーカイブズ学)」の学位を得るには…
「知識・技能」 | アーキビストに関する機関・団体等が公表する職務基準等を満たす基本的な知識と技能を身につけること。 |
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「思考・判断・表現」 | 先行研究を十分に学ぶことを通して課題を具体的かつ明確なものにしたうえで研究作業を通して実証的に解決し、学会報告や研究論文等により社会に発信できること。 |
「関心・意欲・態度」 | 記録・アーカイブズと人間活動の関係を探究し、保存・利用等についての基本的なプログラムの設計と運用を目指して、公平・中立を守り、証拠を操作して事実を隠蔽・わい曲するような圧力に屈することなく、その使命を追求し、研究及び実践を行う意欲を持つこと。 |
「博士(アーカイブズ学)」の学位を得るには…
「知識・技能」 | 記録・アーカイブズに関する専門的な知識と技能を身につけ、高等教育機関又はアーカイブズ機関等における研究・教育指導を通してアーカイブズ学の発展に貢献できる能力を備えること。 |
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「思考・判断・表現」 | 記録・アーカイブズに関する諸問題に専門的に取り組み、具体的な調査研究により実証的に解決に導くことができること。さらにアーキビストの倫理を踏まえた研究活動、教育指導を実践できること。 |
「関心・意欲・態度」 | 記録・アーカイブズと人間活動の関係を探究し、保存・利用等についての専門的なプログラムの設計と運用を目指して、先行研究を適切に踏まえて実証的に研究を進めるだけでなく、卓越した成果を研究・教育指導に反映する意欲を持つこと。 |
EXCHANGE高度化と国際化の推進
客員教授
年度 | 教員名 |
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2009~2011 | 菊池 光興(独立行政法人国立公文書館) <特別対談>「日本のアーカイブズとアーキビスト教育の未来」(2009 年6月) <講演会>「跳び込もう!! アーカイブズの杜に」(2010 年10月) |
2012~2015 | 高山 正也(独立行政法人国立公文書館) <記念講演>「公文書管理法の公布と施行をめぐって:アーキビストの養成と記録・文書管理学の確立」(人文科学研究所研究プロジェクト2014 年12 月) |
2015~2018 | 松岡 資明(元日本経済新聞社編集委員) <講演会>「より良き社会のために:「記録」が物語るもの」(2015 年10 月) |
2018~2021 | 加藤 丈夫(独立行政法人国立公文書館) <講演会>「アーキビストへの期待~記録を守る、未来に活かす~」(2021 年10 月) |
招へい研究者
年度 | 教員名 |
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2007 | ブルーノ・デルマ[Bruno Delmas](国立古文書学校、フランス) <講演会>「フランスのアーカイブズとアーキビスト―1500 年の歴史をたどる―」 |
2008 | デイビッド・グレイシー[David B. Gracy II](テキサス大学オースティン校情報学大学院、アメリカ) <講演会>「アーキビストって早起き?―アメリカにおけるアーカイブズ活動―」 |
2009 | エリック・ケテラール[Eric Ketelaar](元オランダ国立公文書館長、オランダ) <講演会>「記録のパフォーマティブ・パワー」 |
2010 | 金翼漢[Kim Ik-Han](明知大学校記録情報専門大学院、韓国) <講演会>「文化資源アーカイビングの未来にむけて」 |
2012 | ルチアナ・デュランチ[Luciana Duranti](ブリティッシュ・コロンビア大学、カナダ) <講演会>「Archival Diplomatics and Digital Records」 |
2014 | 任眞嬉[Yim Jin-Hee](明知大学校記録情報専門大学院、韓国) <講演会>「韓国におけるオープンソース・ソフトウエア記録システムの普及活動~〈記録文化〉を浸透させるために~」 |
2016 | 馮恵玲[Feng Huiling](中国人民大学情報資源管理学院、中国) <講演会>「デジタルメモリーとアーカイブズ資源開発―中国の現状を中心に―」 |
2018 | ダオ・デュック・トゥアン[Dao Duc Thuan](ベトナム国立大学ハノイ校、ベトナム) <講演会>「Japanese Disarmament in Vietnam after the World War II Through Records and Archival Documents in Some Vietnamese Archives」 <特別講義>「ベトナムにおけるアーキビストの養成」 |
2022 | エイドリアン・カニンガム[Adrian E. Cunningham](元オーストラリア国立公文書館及びクイーンズランド州立文書館アーキビスト、ICAフェロー) <講演会>「ICAアーカイブズ記述のためのRiC(レコード・イン・コンテクスト)概念モデル及びISO 23081記録管理のメタデータ標準:レコードキーピングの新しい世界」 <講演会>「レコードキーピングにおいて世界を先導するオーストラリアの革新—それを支えた人々、出来事、環境—」 |
学術交流協定
年度 | 協定校 |
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2010~ | 明知大学校記録情報科学専門大学院 |
2012~ | ベトナム国立大学ハノイ校 人文社会科学大学アーカイブズ学・オフィスマネジメント学部 |
ACTIVITY資料保存活動 ―本専攻の学生が参加した活動―
国内外の資料調査活動、保存活動に積極的に参加し、研究に活かすとともに、その成果を社会や地域に還元しています。
島根県飯南町旧町村役場文書調査
沖縄県伊江島・阿波根昌鴻資料調査会
熊本県天草市・天草アーカイブズ史料調査事業
山梨県大月市・星野家文書調査
山梨県都留市・円通院文書調査
接収日系企業史料調査(オーストラリア)
国連難民高等弁務官事務所資料調査(スイス)
釜石市被災公文書復旧事業
茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク(茨城史料ネット)
神奈川歴史資料保全ネットワーク(神奈川資料ネット)
日本学術会議資料調査 ほか